ベスト&ワーストエアポート2014 (ただし寝るためという視点で)
到着が深夜だったり、ホテル代を浮かせたかったりで、空港で寝ることってありますよね。しかも旅行代を浮かせようとすると、エアポートホテルではなく、エアポートそのものに寝ることになるわけです。そんなエアポートスリーパー向けのサイト、"THE GUIDE TO Sleeping in Airports" において、(寝るためという視点での)ベストエアポート、ワーストエアポートの2014年版が発表されました。
まずは、もっとも泊まるに適さない、ワーストエアポートから紹介します。
Worst Airports of 2014
とにかく汚い空港のようで、「貧困地域のバス停」になぞらえて表現されています。残念な状態のトイレには石鹸もなく、エアコンも、きれいな喫煙室もないとのことです。そう聞くと確かに泊まりたいとは思えないですよね。
2位 ジェッダ キング・アブドゥルアズィーズ国際空港(JED、サウジアラビア)
この空港はメッカの最寄の空港ということで大変混雑する一方、仕事よりもおしゃべりに夢中なイミグレ職員が作る長い列が人々をイライラさせているようです。また数少ない椅子は金属製でおまけに手すりつきのようで、寝るには適していないようですね。
栄えある、世界でもっとも泊まるのに適していない空港はパキスタンのベナジル・ブット国際空港でした。客引きなどの群衆のコントロールの欠如、広範囲にわたる破損、攻撃的なのに一貫していないセキュリティ・チェック、全体的な清潔さと技術の欠如により、「中央刑務所」の異名をほしいがままにしているようです。ただし2016年には新しい空港に生まれ変わるようで、そのころには一位の座からの陥落してしまうかもしれません。
なんだか体がかゆくなってきた気がするので、気を取り直して今度はべストエアポートを紹介したいと思います。
Best Airports of 2014
便利で清潔であるのはもちろん、本の交換場所、リラクゼーションエリア、アートギャラリー、人間工学にもと図いたラウンジなど、個性的なサービスを提供おり、快適に過ごせるようです。中央刑務所の後に紹介すると、とても同じ種類の施設のことだとは考えにくいですね。
2位 ソウル 仁川国際空港(ICN、韓国)
屋内庭園、スパ、ショッピング、韓国文化ストリート、アイスリンク、無料市内ツアーなど、長い待ち時間も飽きずにすごせるサービスがそろっているようです。また夜を明かす旅行者には毛布を提供しているということで、かなり至れり尽くせりですね。
世界でもっとも寝るのに適した空港は、やはりシンガポールのチャンギ国際空港でした。その設備は空港というよりもショッピングモールやリゾートに例えられ、ガーデン、文化的アクティビティ、ショッピング、スパ、プール、ジム、ラウンジ、ムービーシアター、無料市内ツアーが訪れる人を飽きさせません。また6つのエリアにレスト&リラクゼーションゾーンがあり、快適な空港泊をエンジョイできるみたいです。これはもう、マリーナベイサンズやラッフルズホテルに匹敵するホテルといってもいいのではないのでしょうか。