衆院選2014、国民の14%の支持を得た自民党が圧勝

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 土曜日の朝寝を覚ます選挙戦が終わりました。土日は選挙活動は午後から、とかにならないものですかね。少なくともウチの周りだけでも。映像と違い音って防ぎようがないからタチわるいですよね。

 結果としては与党の圧勝だったらしいですが、じゃあ日本人のうちのどれだけが、自民党に投票したんだということで、前回の選挙でもやりましたけど、政党の支持が反映しているであろう、比例区での各党の得票数を日本の人口で割ってみたのが上のグラフです。

 これで見ると最大与党はおなじみの「棄権党」。今回も総国民の39%と安定的な地位を確保しています。帰宅部の多い高校みたいなカンジでしょうか。次いで多いのが非有権者の17%。高齢化社会ということで、この比率は今後も下がっていくのでしょう。この二つで56%を占めますので、どうも日本人としては選挙に行くというのはマイナーな行為なようですね。少数により選ばれた人たちが政治を執り行う制度を民主主義といっていいのかどうかはやや疑問です。

 そうした中、比例で自民党に投票した人は全国民の14%。え、たった14%? 公明党と合わせても20%で、日本人のうちこれだけの人から支持を集めれば安定的議席を集められるとすると、選挙というのはかなり麻雀でいうウマが乗っているようなシステムなのだなと思われます。ウィナー・テイクス・オール。ヤルキ・ゲンキ・イワキ!

 投票率が低いということは、現状に不満がないということだからいいことじゃん、とか、深く考えず適当に投票するような人は棄権してくれたほうがいいのでは、などとも思っていましたが、なんだかオカシゲな党がひょんなことで14%くらい得票しちゃって、政権を握っちゃうようなことがないよう、ある程度の投票率というのはセーフティーネットとして必要なのだなあ、などとグラフを見て思ったりするわけです。