2015年に訪れるべき都市・ベスト10

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Lonely Planet Best in Travel 2015
 
 
 今年もあと約2ヶ月、そろそろ来年の話をしても鬼も笑わなさそうな時期になってきましたが、ロンプラの愛称で(一部の人たちに)愛されている旅行ガイドのロンリー・プラネットが、来年・2015年に訪れるべき都市トップ10を発表しました。その多くは2015年に大規模なイベントが開催されたり、○周年を迎えたりするといった都市で、2015年にこそ訪れて価値があるといったところです。行き先が欧州に偏っているのは、英語のガイドブックだからですかね。
 
 
【都市トップ10】
 
#1 ワシントンDC(米国)
 ワシントンDCといえば充実の博物館郡が挙げられますが、2015年はリンカーンの暗殺150周年ということで、リンカーンのトップ・ハットや暗殺に使われたピストルなどが展示されるとのことです。また活気あるゲイ・シーンや、エスニックフードも楽しめるとか。
 
#2 エルチャルテン(アルゼンチン)
 世界遺産の氷河など豊かな自然が楽しめるアルゼンチンの「トレッキングの首都」は、2015年に30周年を迎えるとのことです。
 
#3 ミラン(イタリア)
 本田選手の活躍が日々伝えられてくるイタリアのミランは、2015年に万博が開催される都市。古代ローマを模した展示会場で、ストリートミュージシャンの演奏を楽しんだり、夜にはワインの試飲をしたりして楽しめるそう。
 
#4 ツェルマット(スイス)
 登山家垂涎の的、ツェルマットはイギリスの登山家・エドワード・ウィンパーの初登頂から2015年には150周年を迎えるとのことです。
 
#5 バレッタ(マルタ)
 バレッタはオーバーホール後レンゾ・ピアノの新しいゲートウェーを導入して、新旧のコントラストを楽しむことができます。2015年はまた、大包囲戦(1565年にオスマン帝国マルタ騎士団が治めるマルタに対して行った包囲戦。マルタ騎士団が包囲軍を撃退)450年の記念の年であるとか。ちなみに上の写真もマルタ島です。
 
#6 プロヴディフ(ブルガリア
 ヨーロッパで最も美しい旧市街の一つといわれるプロヴディフは、ブルガリア第二の都市としても発展してきています。70~80年代に発掘された遺跡は、美術館やレストラン、ホテルなどで楽しむことができるとか。
 
#7 ソールズベリー(英国)
 ストーンヘンジへ行くときに立ち寄るところ、としての扱いだったソールズベリーですが、2015年はマグナ・カルタ(1215年にイングランド王国のジョン王が制定した憲章。大憲章とも)800周年ということで、さまざまなイベントや展示が行われる模様です。
 
#8 ウィーン(オーストリア
 皇帝フランツ・ヨーゼフが1865年にリングシュトラーセ(都市の中心を環状に囲む道路や構造物のこと)を構築し、2015年には150周年とのことです。さまざまな関連イベントがあるようで、21世紀のおとぎ話の世界を楽しめる都市になるようです。
 
#9 チェンナイ(インド)
 長らく、インドの他への都市への踏み台に過ぎないと見られていたチェンナイも、エアコンの効いたチェンナイメトロレールの開業により、寺院、博物館、要塞、ビーチ、映画産業など魅力的な見所を快適にめぐることができるようになるとのことです。
 
#10 トロント(カナダ)
 2015年に開催されるパン・アメリカン競技大会(南北アメリカ大陸の国々が参加する、4年に1度の大会)のため、25万人が訪問すると見られているトロント。競技大会のほかにも、レストラン・シーンやニューヨークやモントリオールから影響を受けた音楽シーンも楽しめる年になりそうです。