徳洲会は悪の組織か弱者の味方か - 漬物石をずらさないで

猪瀬都知事、辞任へ　徳洲会５千万円問題で（朝日新聞）

　徳洲会が話題になっているので、サイトを見てみました。
　なんだか悪の巣窟みたいなイメージがありますが、なんだかそんなカンジでもなく。

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■概要
・医療法人徳洲会を中心とする、日本最大の医療グループ
・徳田虎雄氏が1973年に大阪に徳田病院を開設したことによりはじまる

■モットー
・生命だけは平等だ
・生命を安心して預けられる病院
・健康と生活を守る病院
・ミカン１個（の小さいお礼）も貰わない

■戦略
・規模を活かして資材を一括購入しコストを下げることで、コストのかかる離島などの僻地、夜間、救急医療に注力。3割負担分も困窮者には猶予し、生活資金などの供与なども行う

■政治とのかかわり
・24時間年中無休の理念を掲げるも、各都道府県で病院設立に難儀したため政界入りを目指した
・徳田虎雄氏は1990年より衆議院議員をつとめ、自由連合を設立

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　読む限り、規模化により低コストを実現し、多くの困った人に医療サービスを提供しよう、というのが方針のようで、実態はどうなのかよく分かりませんが、政界のフィクサー的イメージとはなんだか違いますね。政治との関わりも、理念を広げたいという思いが最初の動機であると。

　仮に都知事（候補）への献金も、より困った人を救いたいという思いが元だとすると、事件の法的な解釈は変わらないにしても、受ける印象というのはだいぶん変わりますね。