報ステの「最新OSと無料交換して欲しい」はそんなに責められるべきか?
上の記事によると、MS(Microsoft)がXPのサポート修了→報ステ小川アナ「(新しいOSと)無料交換してくださればいいのにって思いますよね」→「MSは慈善事業じゃない」「そういう姿勢がブラック企業を生む」と批判殺到、とのことらしいですが。
でもこのコメント、そんな批判することなのでしょうか。
例えばAndroidなどのスマートフォン用のOSは、慈善事業者が提供しているわけでもないのに最新版と無料交換してくれています。これはGoogleがOSの開発・販売を直接のメシのタネにしていないから(もっと言うと恐らくタダのほうがトータルでは儲かると考えたから)ですが、同様にMSだって、慈善事業じゃないからといって必ずしもOSから直に収益をあげなければいけないわけでもありません。
もちろん今すぐMSはOSをタダにすべき、と言っているわけではないですが、Linuxのように無料にしてみるということが新たなモデルを生む可能性もある以上、安易に批判するべきものでもないよなあ、と思うのです。
で、いきなりですがここで仮に、MSがXPユーザに対して、Windows 8を配布したとします。
XPのシステム要件(必須)は、OSが233MHz、メモリが64MB、HDDが1.5GB。一方8(64ビット)は、OSが1GHz、メモリが2GB、HDDが20GB。まさに「桁違い」ってやつですね。なので、XPユーザは8をもらったところで、恐らく同じPCでは動かせないんではないかと。
結局、OSを変えるにはPCごと買い換えないといけないので、現状のところは小川アナの希望通りOSだけ無料であってもちょっと、というカンジのようですね。
Windows XP のシステム要件 (Microsoft)