東京チカラめし、チカラつきてマックへ店舗売却

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 東京チカラめし、これ成功したらけっこうインパクトあるケースになったのにな、と思っていたのですが、残念ながら店舗数が戦えるボリュームになる前にチカラつきてポシャっちゃったみたいですね。

 ちょいよさげチェーン居酒屋だった「東方見聞録」などを展開する三光マーケティングフーズが牛丼チェーンをやるにあたっては、店舗、食材、人材あたりを既存居酒屋店舗と共通化させ、おつまみメニューや接客で差別化するのかなー、などど思っておりましたが、むしろ急速な拡大のせいか店員の態度が悪いと評判になっていたり、そもそもお酒(ビール)がない店舗があったりと、ぜんぜん強みになっていなかったように思います。

 そして売りの「焼き牛丼」も、競合店から対抗品(吉野家の「牛カルビ丼」とか)を出されたこともあり、焼くことで時間がかかり回転数が悪化した分を補うだけの集客力も残念ながらもてなかった、というところでしょうか(個人的にも焼き牛丼の店というよりも、水にレモンが入っていて、紅しょうがの代わりにしょうがが置いてある店、という印象ですし)。

 店舗の売却先は「マック」らしいです。マックといってもハンバーガー屋でもカバンを盗まれた著名泡沫候補でもなく、カラオケチェーンを経営している会社のようです。

 同社のリクナビのページを見ると、同社は「経営の悪化したカラオケ店を買い取ったことからスタートした」らしく、事業再生が得意な会社なのかもしれません。KARAOKE MACは「アジアンリゾートをイメージしたお洒落で落ち着いた空間がコンセプト」ということなので、東京チカラめしも、アジアンこじゃれめしという斬新なコンセプトで復活する日も近いかもしれませんね(などと適当なことを言ってみたり)。


株式会社マック(リクナビ2015)
株式会社マック