世界の通貨から

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 色々な国に行くと、色々な通貨がありますが、たびたび思うのが、日本みたいに500円(約4.9ドル)が紙幣じゃなくて硬貨になっているのって珍しいなあ、ということです。米ドルなんて、1ドルから紙幣じゃないですか。

 チップを渡す関係上、細かい額が紙幣のほうがいいのかな、等と思いつつ、そんなわけで流通量上位10種類(2013年実績)の紙幣がどのような額の紙幣・貨幣を発行しているか調べてみました。グラフでは各額面を、2014/6/11現在のレートで米ドルに換算しています。

 米ドルのように、1ドルが紙幣なのは世界的にも珍しいほうなんですね。チップ云々と言いましたが、同じくチップの習慣があるヨーロッパのユーロは最小紙幣が5ユーロ(約6.8ドル)なので、もしかしたら関係ないのかもしれません。

 日本円の500円玉(約4.9ドル)はやはり世界でも高額貨幣ですね。と、思いきや、更に上を行く貨幣があり、それが5スイスフラン、約5.6ドルです。レートによって抜きつ抜かれつがありそうですが、負けているのはなんだか悔しい気もします。

 スイスフランは紙幣のほうでもすごく、最高額が1,000スイスフラン、米ドル換算で約1,111ドルという高額っぷりです。日本でいうなら10万円札ですね。スイスというと、ゴルゴ13をはじめ世界中のお金持ちがお金を保管しているところ。保管の効率化のためにこのような高額紙幣を出しているのでしょうか。

 逆に、人民元の額面の低さも目を引きます。最高額が100元(約16.1ドル)ということで、高額の取引を現金で行おうとすると結構大変なことになりそうですね。アタッシュケース、ドン! みたいな。急速な経済発展や通貨切り上げに対応できていないということなのか、複製技術の高い国なので高額紙幣が発行しにくいということなのか。

 日本円は英ポンドと比較的発行パターンが似ていますね。なので日本人は英国に行ってもあまり違和感なくお金を使えるかもしれませんね。ええ、行ったことないですが。

 ということで、バラバラのものをある基準で揃えてみるとなかなか面白いですよね、ってことで。