国別ブランドランキング2014-15、日本は堂々のトップ
Country Brand Index 2014-15 [FutureBrand]
Japan Tops 2014 Ranking Of The Strongest Country Brands [Forbes]
企業のブランドランキング、というのはよく見ますが(あの、Apple とか Google がトップにいる、アレです)、このほど米国のブランドコンサルティングファームである FutureBrand が「国別」のブランドランキングの2014-15年度版を発表しました。
国別ブランドランキングは、1.バリューシステム(自由、環境、寛容さ)、2.クオリティオブライフ(健康、生活水準、安全など)、3.ビジネスポテンシャル、4.遺産&文化、5.観光旅行、6.メイドイン(製品)、の 6つの大項目で評価されるランキングで、今年度の一位は、なんと我らが日本でした。
項目別では 1.バリューシステムこそトップ10入りしなかったものの(1位はスウェーデン)、
2.クオリティオブライフ: 7位 (1位はスイス)
3.ビジネスポテンシャル: 1位
4.遺産&文化: 3位 (1位はイタリア)
5.観光旅行: 2位 (1位はイタリア)
6.メイドイン: 1位
――といずれも高評価を得ています。
このランキングで日本がトップになるのは初めてで、これは「メイドイン」項目が今年から入ったせいであろうとのことです。FutureBrand のレポートによると、他の国の平均が20%であるところ、63%の人々が日本の製品やサービスを購入しようと考えているとのことで(いつもお世話になっております)、世界における「メイドインジャパン」の評価はいまだに高い水準にあるようです。
メイドインのほかにも 3.ビジネスポテンシャルでは、9割近くの人たちが日本は一緒にビジネスをするのによい国だと考えており、5.観光旅行では 65%以上の回答者がこの先 5年以内に訪問する予定だと答え、また90%が家族や友達に勧めたい旅行先であるとのことです。しかし世界中の65%の人を泊めるホテルはあるのでしょうか?
このような評価は、ものづくりとおもてなしの国を標榜してきた日本にとって面目躍如となる結果ではありますが、男女格差や報道の自由が話題になっているように、上位にランクインできなかった 1.バリューシステムの面での改善を進め、よりよい国になっていってほしいものですね。
Top 20 Country Brands
_1. 日本
_2. スイス
_3. ドイツ
_4. スウェーデン
_5. カナダ
_6. ノルウェー
_7. 米国
_8. オーストラリア
_9. デンマーク
10. オーストリア
11. ニュージーランド
12. 英国
13. フィンランド
14. シンガポール
15. アイスランド
16. オランダ
17. フランス
18. イタリア
19. UAE
20. 韓国
世界の職場男女格差解消は2095年、日本は104位-報告書 [Bloomberg.co.jp]