竹島軍事訓練に対する日本政府の抗議の水準

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竹島で韓国軍が“奇襲”阻止訓練 日本念頭に「領土を外部勢力から守る」

【山本雄史のだんじり政論】本紙前ソウル支局長起訴に怒る欧米メディア 日本政府が「抗議」表現しない意外な理由とは(産経新聞


 韓国軍が竹島で軍事訓練を行い、日本政府が「極めて遺憾だ」と抗議を行ったというニュース。この「極めて遺憾だ」との表現、産経新聞の人気連載・「山本雄史のだんじり政論」によると、外務省のルールで、8段階中上から3つめの強さのものだとか(ちなみに最も強いのは「断固として非難する」、最も弱いのは「懸念する」)。同様に0~7の8段階で示される震度で例えると、震度5。大きめの地震という印象ですが、日本が所有を主張している領土での軍事訓練と考えると、更に強い抗議でもいいような気もします。昔なら即戦争につながる行為ですし。

 なんでもこの訓練、海兵隊による上陸訓練は悪天候のため中止になったのだとか。え、雨天中止? 運動会じゃないんだから、悪天候くらいで上陸できなくなる海兵隊もすごいというか、悪天候だからこそ訓練の意味があるんじゃないかと(訓練場の仮想敵国の立場にありながら)思うのですが、あっさり中止にするところから、この訓練が実際に軍事的な練度を上げるためというよりも、国内世論向けのアピールなのでは、という背景も透けて見えてきます。

 そういった前提を踏まえての、うえから3番目レベルの抗議、なのかもしれませんね。