レガシー政党、おじさん新党、わかもの新党
ほぼ一択、ほぼ二択という国も多い中、数多くの政党から立候補している日本の選挙。無党派層の人にとってはここから一つ選ばないといけないわけですが、保守-リベラルとか、新米-反米とかいろいろいわれているものの、いまひとつ定性的というかはっきりしなくてよくわからないですよね。
一方現在の日本社会は、保守だリベラルだというよりは、蓄財する高齢者と搾取される若者、みたいな構図の世代間対立がより顕著という見方もあります(出典ないけど)。ということで、党首(代表・総裁・委員長)の世代とその党が重視する世代がリンクする保証はありませんが、各党を党自体と党首の年齢で区分してみました。
すると、だいたい「レガシー政党」「おじさん新党」「わかもの新党」の3つに別れることが分かりました。70代がおじさんか? 50代がわかものか? というのはあると思いますが、政治と落語の世界は定年がないとも言いますし。
まず、(たぶん)党の伝統と格式が売りの「レガシー政党」は、党首がだいたいそろって60歳前後です。ここらへんは日本の大企業の社長と同じくらいのイメージですが、政治の世界としてはこれでも若手を起用しているということなのかもしれません。伝統ある党というとどうしても動きが遅そうですから、そのイメージを払拭したいと。
動きが軽そうな新党のほうは、70代チームと50代チームに分かれますね。これはある程度既存大政党と違いを出していこうということなのか、たまたまそうなったということなのかは分かりませんが、「わかもの新党」のほうはとにかく新しさ・フレッシュさを、「おじさん新党」のほうは新党の小回りのよさがありつつ経験もあるという点が、それぞれのイメージとしてある気もします。
この中で民主党がややどっちつかずのポジションです。他の党と比べて伝統があるわけでも新鮮なわけでもなく、若いようなそうでもないような特徴のなさが、現在の退潮の一因というといいすぎでしょうか。
で、新党側をみるに、いずれも元自民党の流れを汲む政党であるといってよさそうです。郵政民営化で追い出された方などなどですね。ちなみに維新の江田共同代表も昔一瞬自民党にいたらしいです。ということで、日本の政党は、共産・自民・社民・公明の「レガシー政党」と、自民党スピンオフの新党がひしめき合っている、という構図であると見ることもできますね。
各党の党首の年齢:
・次世代の党 平沼赳夫(党首)75歳
・生活の党_ 小沢一郎(代表)72歳