【プレミアム牛めし】 あえて分かりにくく説明したほうがいいときもある?

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 セレブなわたしは休日のごはんとして、松屋でプレミアム牛めしなるものを食べたのですが、そのプレミアムさの特徴として、以下のような説明がなされておりました。


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プレミアム牛めし『6つの特徴』

【1】チルド牛肉は細胞が壊れていないため、旨味成分であるグルタミン酸が肉から流れ出ず、冷凍牛肉の2.5倍含まれております。

【2】肉を凍結させていないため、冷凍肉特有の臭みがなく、タレに臭みを消すような成分を配合しておりません。

【3】チルド牛肉の食感はふわふわで、舌触りにザラつきがなく滑らかです。

【4】煮ダレは無添加の天然だしですっきりとした味わいとなっており、後味に自然な旨味を余韻として残します。

【5】プレミアム牛めしとご一緒にご提供させていただく味噌汁も天然だしを利かせた無添加です。

【6】『黒胡麻焙煎七味』はプレミアム牛めしの旨味を引き出すために、独自配合をしてご提供しております。

出所:松屋フーズ プレミアム牛めし『6つの特徴』
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 なんかイロイロと改善したよというのは伝わってくるのですが、なにがどう変わったのか、ゴチャゴチャしていていまひとつ分からないですよね。プレゼンのときはポイントを3つにしぼれ、などといいますので、天然だしのようなすっきりさを目指して、勝手に特徴をまとめなおしてみました。



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プレミアム牛めしの特徴

【冷凍牛肉→チルド牛肉】
 ――旨みが多く臭みが少ない牛肉を導入、更に食感も向上

【だし→無添加天然だし】
 ――すっきりとした天然だしで、自然な旨みの後味を実現
   (*味噌汁にも天然だしを使っています)

【七味→黒胡麻焙煎七味】
 ――独自配合の黒胡麻焙煎七味により、更なる旨みを追求
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 まとめなおして気づいたことは、プレミアム牛めしを扱っていない店舗*で現在も販売している普通の牛めしは、旨みが少なく臭みが多く食感がわるい冷凍牛肉と、添加物の入った不自然な味の人工だしを使っている、というメッセージも意図せず伝わってしまうということですね。元のごちゃごちゃ感は、既存のレガシー牛めしのイメージを下げないための、ギリギリのラインなのかもしれません。うーむ。

*主に関東1都6県の店舗でプレミアム牛めし(380円)、他の店舗でレガシー牛めし(290円)を販売しているとのことです